認知症やうつ病の改善には、音楽がおススメです。
あなたの好きな音楽は何ですか?
認知症をわずらっている人にこう聞いてこたえてくれれば簡単。
その音楽を聞くだけで、症状はグンと改善されるんです。
質問に答えてくれなくても、その人が元気だったころの音楽を、いろいろ聞かせてあげるといいです。
と、自信を持って言っているのは、こんな映画を観たからです。
ホントにあったハナシ
2014 アメリカ映画 ”Personal Song”
アメリカで生まれた、認知症ケアプログラムの実際の記録映画です。
音楽で認知症の人が記憶を取りもどした例がたくさん紹介されています。
プログラムの名前は、『音楽と記憶(MUSIC & MEMORY)』
音楽と記憶 MUSIC & MEMORY
アメリカ生まれのこのケア法は、世界に広がりつつあります。
映画の中で、無反応だった人が iPod を耳に当て音楽を聞くと、たちまち表情が和らぎ、体でリズムをとったり歌いだしたりするのにはビックリ仰天、感動します。
人間的感情を示し始め、やがて、記憶を取り戻し始めます。
なんと、アルツハイマーの人もです!!
映画の中には、介護士や医師、神経学者などが、ミュージシャンとならんで登場して、音楽の効果を、脳科学と実証の両方から説明しています。
音楽は脳の広い範囲に影響を及ぼすので、どこかで反応が起きるそうです。
脳には刺激が大事といいますが、特に音楽がおススメなのは、
音楽は、運動と感情の両方の部分に刺激をあたえるからだそうです。
ナント、昔の哲学者カント(Immanuel Kant)は、「音楽は目ざめの芸術」と言っています。
今でこそ、脳科学でいろいろ言われるようになりましたが、
18世紀に、こんなことを見抜いていたんですね。
映画では、施設が入居者を孤独で鬱状態にしてしまう、環境と制度の問題も指摘しています。
アメリカの後追いをしている日本にとっても重要な問題点だと思いますが、ここでは触れずに置きます。
関心があれば、是非映画を観てください。
音楽の力、実感
私はもともと音痴だし、まったく音楽通ではありません。
でも、いろいろ好きです(笑)
で体験から言えることは、沈んだ気分の時はいくら元気づけに明るい音楽がいいと言われてもダメです。
沈んだ気分の時は、沈んだ音楽に気分を共有してもらうとかえってスッキリします。
元気な時は、元気な音楽がいいですね。
だけど今回、気づき体験がありましたよ。
私はハンドメイドフェスティバルに全力投球して、ぐったり参ってしまいました。
一週間たつのに、まだちょっとダメです。
でも、何もしないのは時間がもったいない気がして、いつもと違うアクセサリー作りに遊んでみました。
その時、作業時にいつも聞いていた60年代アメリカンポップスを聞いたら、たちまち乗ってしまったのです!?
え? 元気出るじゃない!? って自分で驚きました。
そこで気づきました。
体がダウンしてるだけなら、元気の出る音楽でホントに元気が出るのです!!
なるほど、沈んでいても、元気でも、音楽はスッキリ目ざめの力があるみたいです。
映画 PERSONAL SONG(邦題も、パーソナル・ソング)は Amazon Prime で無料で観られます。
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カント哲学早わかり ↓↓
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