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つきまとう認知症への不安:頭が真っ白になった体験と解決体験

投稿日:2019年12月23日 更新日:

認知症は人格の崩壊?

認知症、増えてますよね。

言い方を変えると、人体の司令塔である脳に限界が来るまで身体の各機能がもつようになったということです。

アプリの持ちがよくて、コンピューター本体が先にダメになってる状態です。

 

私にも、認知症を患う親しい人が増えつつあります。

程度や症状の差はありますが、親しい人が壊れていくのを見ているのが辛いです。

どんな言いわけを考え出して現状を肯定してみても、辛いです。

 

人生の一部を共有しあっていた人が、そのことを認めてくれないのですから、こちらも孤独です。

 

思えば、人間関係って、記憶の共有の上に成り立っていたんですね。

 

そして、自分もいずれ認知症になるかもしれないという恐怖にかられます。

 

長寿は幸せと誰もが願っていた時代は、なんと無邪気な時代だったのでしょうか。

知らぬが・・・

 

認知症にならない老後がみんなの望み

認知症が遺伝子に組み込まれているなら、もう、いまのところどうしようもありませんよね。

でも、少しでも発症を遅らせ、症状を軽くする方法があれば!!

 

そんな方法のヒントになればと思い、私の体験を思い出してみます。

 

頭の中が真っ白になったこと

私は、頭の中が真っ白になったことが何度かあります。

そして、その体験を真っ白最中にも自覚し、今でも覚えています。

 

体験1 舞台でセリフが頭から消えてしまった

 

一人芝居を20年以上やってきましたが、途中で次のセリフがすっかり消えてしまったことが何度かあります。

それは、必ず、セリフをしゃべりながら「次」を心配した時に起こりました。

 

喋っている最中にも、人って他のことを考えられるのですね。

私がセリフを忘れたのは、必ず、調子よくしゃべっている最中に「次のセリフも大丈夫?」と自分に問いかけた時なのです。

 

そう思ったとたん、次のセリフがすっかり雲に包まれてしまいました。

何とかしようと、それは焦りました。

すました顔はしていましたが、内心は絶望的になっています。

 

 

どうしよう、と思っているのですが、忘れちゃっているのでどんな表情をして、どう動けばごまかせるのかも分かりません。

もう、呆然と立ちすくむしかありませんでした。

 

一瞬のうちに、「ああ、プロンプターをつけるべきだった」

「ああ、台本片手の方が黙っちゃうよりはましだったかも」なんて、後悔し、

次には「何とかしてよ!」「気づいてよ!」と、スタッフに丸投げしかけたり、

 

そして、分岐点の一瞬、つまり、もう諦めちゃうか、まだ粘るかの瀬戸際に、「絶対なんとかする!」と思った瞬間、次の場面が記憶の底から浮き上がってきたのでした。

 

驚いたことに、この長く恐ろしい時間は、誰にも気づかれなかったらしいのです。

間をとった演技だと思ってくれたのでしょうか。

優しい人たちで救われました。

 

体験2 家で一人の時に、階下の部屋へ降りたとたん、記憶が途絶えてしまった

 

明るい日差しの部屋から、シーンとしずまった日陰の階下に足を踏み入れた途端、???? 状態になりました。

私は誰? ここはどこ? どこからどこへ?

頭の中も目に映る風景もネガフィルムのようで、恐ろしかったです。

記憶喪失になったのかも、と考えていました。

 

この時、私がやったことは、深呼吸してから、部屋の中の一つ一つをしっかり見ていくことでした。

 

駅員さんの指さし確認みたいに、一つ一つ確認していき、何をしにここへ来ているのかを思い出すヒントを探したのです。

 

落ち着いてチェックするうちに、取りに来たものを思い出し、自分を取り戻せました。

 

体験から気づいたこと

☆私が記憶を失った時(大げさかも)の共通点

 

前後の流れが途切れてしまった時でした。

体験1では、私の意識が、自分が演じている物語の時間から離れて、飛躍して先を心配しました。

体験2では、突然作業を中断して、異質な空気の中へ入ってしまいました。

 

言い換えると、前後関係や、作業の連続を断ち切った時です。

 

☆記憶を取り戻した時の共通点

 

もう一度、その時その場所を前後の流れの中で自覚できた時に思い出しています。

言い換えると、関係や連続をつなげられた時です。

 

体験1では、余計な心配をしないで物語の中に浸っていればよかったのです。

体験2では、家族が在宅で軽口でもたたいていればよかったのではないでしょうか。

 

考えられる認知症対策

物忘れについて調べているとき、「記憶」が無くなるわけではなく「記憶の再生」ができなくなるのだ、と読んだ覚えがあります。

私の体験も、この物忘れの一つなんだと思います。

 

だから、認知症という病名のつくアルツハイマーなどの場合とは明らかに異質です。

記憶を失うことと、再生力の低下とは違いますものね。

 

でも、脳の記憶に関する問題として考えると、症状を遅らせたり緩和したりするのに、あるいは、認知できる時間を少しでも多くもつのに、私の体験が全く無意味とは言い切れないのではないでしょうか。

関係のある出来事、関係のある人間同士のかかわりが、残っている記憶を再生する役にはたつかもしれません。

 

親しい人が私のことを分かってくれないようでも、顔を見せて関係を維持していくことが、見えないところでいい仕事してるのかも!

おしゃべりや笑顔、その時だけの笑いでも、あった方がいいのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せっかく面会に行っても、反応がイマイチだとだんだん足も遠のきますが、

ただ声をかけるだけでも、行かないよりは行った方がいいのです!!

 

 

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